感想です。グノーシアです。これです。
SwitchとPS Vitaです。ざっくりいうと、SF一人用人狼です。
キャラかわいい。
心が死んでいく体験が出来て感動しました。
以下ネタバレ
■録画
全編Twitch配信録画あり。
たぶん埋め込み失敗してる気がする。TwitchAPIは謎。
初回
コレクション
■感想
ボリュームは10時間強。
150ループぐらい。
途中から攻略見たので、何も見ないともう少しかかるかも。
全体的にグッドゲームでした。
■良かった点
人狼というゲームに対する解釈と再構築のアプローチが好き
昨今ではだいぶメジャーになり派生も多くある人狼というジャンルで、
世間ではやれ定石だやれ攻略だと論理的なゲームとして解釈されがちだが、私はこの方向性があまり好きではない。
人狼はあくまでTRPGであり、ロジックではなくパッションのゲームだと思っている。
あいつが嫌い、あいつが怖い、あいつは頼りになる、そういうゲーム。
で、グノーシアは多少ロジックの部分があるものの、だいたいはパッションのゲーム。
当たり障りのない発言をしてヘイトを下げつつ、好感度を上げて協力関係を結ぶ。
そしてキャラクターと仲良くなると内面を知ることができ、ゲームが進行していく。
これこれ人狼ってこういうゲームだよ、と楽しめた。
キャラが魅力
とにかくキャラが魅力
基本的にキャラの名前はすぐ忘れがちな自分でも、このゲームの登場人物はどれも忘れがたい。
セツ
ジナ
しげみち
ラキオ
百合子
コメット
シピ
ククルシカ
ジョナス
SQ
レムナン
オトメ
沙明
ステラ
ちゃんと14人書けた。
どのキャラも個性的で、この要素がなかったらこのゲームの魅力は半減したと思う。
ループ世界のゲーム体験が良い
本ゲームの最終目的は、閉じられたループの中で少しずつ真実を明らかにしループを脱出すること。
攻略における重要事項は、各ループにおける人狼ゲームの勝敗ではなく、イベント進行フラグを立てること。
最初は真面目に誰が黒かの考察をし、どうすれば生き残ることができるかを考えていたが、100ループを越えたあたりから目の前で起きる凄惨な殺人事件に対する興味は薄れ、淡々とフラグ立てに奔走していた。
誰が殺され誰が吊られたかなど覚えておらず、A連打で会話を進めることがほとんど。
SQと恋愛フラグ立てたいけど、SQ初日で死んじゃった。もうこのループはいいや、といった考えにどんどん染まっていく。
このゲームだんだん話が進まなくなってきて飽きてきたなと思いはじめた時、ふと、これってループものによくある心が死んでいく人だなと気づいて、すごい興奮した。
ループものの主人公はだいたい一回は挫折することが多いものの、あくまでそれは挫折しているキャラを見ているだけであり、そこに自分はいない。
しかし、グノーシアは私自身の心がしっかりと折れた。折れすぎて攻略を見た。これは本当にすごい体験だと感じた。
この体験だけでグノーシアを遊んで良かったと心から思う。
UI
UIはめっちゃいいです。
微妙な点
攻略難易度が高い
少し上で触れた、ループ体験の裏返しで、攻略がだいぶダルい。
最終的に折れて攻略を見た程度にはダルく、攻略を見てもなおイベントフラグを全て立てることはだいぶダルかった。
攻略を見ると必然的にネタバレに触れてしまうので、先の展開がある程度は分かってしまい結末の衝撃は薄れてしまった。これは本当に悲しい。
序盤に攻略サポートとしてイベントサーチが可能になるが、80%ぐらい埋めたところで追加の攻略サポート機能が解放されてもいいのではと感じた。
とはいえ、このゲームサクサク進んだらそれはそれで魅力半減なので、いい感じにプレイヤーを挫折させた上で、いい感じに攻略をサポートする機能が欲しかったといえば贅沢すぎるか。
まとめ
おもろいです。
みんなもやりましょう。
レッツパッション。
それでは。